父の日イメージ

感謝の気持ちを伝える大切な父の日

父の日。
私にとって、普段なかなか言えない感謝の気持ちを伝える大切な日です。
保育園に通っていたころは、お父さんの顔を描いた絵を渡していました。
お世辞にも上手な絵とは言えませんでしたが、自分なりにがんばって書いていました。
「お父さん、喜んでくれるかな」とドキドキワクワクしながら、お父さんが仕事から帰ってくるのを待っていたものです。
お父さんはその絵を見て、「上手に描けてるね。ありがとう」と言って、とても喜んで部屋に飾ってくれました。
小学校に入ってからは絵だけではなく、折り紙で肩たたき券やお手伝い券を作ってプレゼントしていました。
仕事でどんなに疲れていても、帰ってきたら必ず遊んでくれていたお父さんの硬くなってしまった肩を、弟と一緒に汗だくになりながら肩たたきをしていました。
お父さんが「気持ちいいな。ありがとう」と何度も何度もお礼を言ってくれていたのを思い出します。
ところが、思春期の影響でしょうか、小学校高学年ぐらいになると、お父さんがだんだんと疎ましくなり始めたのです。
話しかけられてもきちんと答えなかったり、時には無視してしまったり。
悪いことをしていると心ではわかっているけれども、その気持ちを態度に示すことができず、素直に自分の気持ちに従うことができない日々が続きました。
それに合わせるかのように、このころからだんだんと父の日を大事にしなくなってきたのです。
それどころか、感謝の気持ちすら表わさなくなってしまいました。
父の日をこのままにしておいたらいけないと思い始めたのが、大学を卒業して就職してからでした。
自分自身が、毎日毎日、朝から晩まで仕事をするようになって、お父さんのこれまでの大変さが身にしみる程理解できるようになったのです。
私たちのためにこんなに大変な思いをしながら必死で働いてくれていたんだと、ようやくわかったのです。
そして私が結婚し、出産のために里帰りした時のこと。
私が少しでも身体を休めることができるようにと、お父さんは仕事が忙しいにもかかわらず、早めに帰宅して赤ちゃんを毎日お風呂に入れてくれました。
休みの日には自分のやりたいことは後回しにして、赤ちゃんの布団を干したり、部屋の掃除をしたりと、昔と変わらず私たちのためにがんばってくれました。
私が実家からアパートに戻ってからも、私の体調を気にして電話をしてくれたり、手伝いに来てくれたりしました。
私のことをこんなに大切にしてくれているのに、私は何の親孝行もできていないなと思う日々です。
それどころか、初老となったお父さんにまだまだ甘えてしまっています。
ですから、せめて父の日は普段なかなか口に出して言えない感謝の気持ちを伝える大切な日にしようと心に誓って、毎年父の日を迎えています。
お父さん、いつもありがとう。

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