父の日イメージ

私の父の誕生日や父の日における気遣いを欠かさない主人

私の主人は、20代前半の頃に自分の父親を急病で亡くしました。
突然倒れて、そのまま帰らぬ人となったため、主人はお別れの言葉も言うことができませんでした。
親孝行したい時分に親はなしという言葉がありますが、その通り主人は、これから働き盛りになってたくさん稼いで、ようやく親孝行ができると思った矢先に父親を失ったのです。
その後私と結婚し子供をもうけましたが、孫を見せるという定番の親孝行さえおこなうことができませんでした。
主人の中で、親孝行できなかったという悲しみや後悔はとても大きく、そのため主人は私の父親にとてもよく気遣いをしてくれます。
自分の父親にできなかったことを、せめて義理の父親に対して実行したいと思っているのです。
たとえば私達の子供の写真をこまめに送ったり、ドアツードアで6時間という長距離でありながらもちょくちょく顔を見せに行ったり、誕生日にはスイーツを贈ったりしています。
写真の送付も新幹線などのチケット購入もスイーツ選びも、実際におこなうのは私ですが、いずれも主人の提案によるものです。
そろそろ誕生日だからプレゼントを贈ろうかと言ってきてくれたりするのです。
世の中には妻側の両親のことをあまり大事にしない夫が多いと聞きますが、私の主人に関してはこのように気遣いを欠かさないので、私はとても感謝しています。
感謝するとともに、主人は本当は自分の父親にこれらのことをやりたかったのだろうと思うと、せつなくなります。
主人はさらに、父の日にも私の父に贈り物をしてくれます。
たいていは品物や食べ物ですが、数年前には大奮発して旅行をプレゼントしました。
国内旅行ですが、父の大好きなマリンレジャーと海の幸とを楽しめるというものです。
父は大喜びして受け取ってくれましたし、実際に旅先でかなり楽しむことができたようです。
そして最近主人は、今年の父の日には温泉旅行をプレゼントしようかと言ってくれています。
できれば一緒に温泉につかって、お酒を飲んだり背中を流したりしたいと言っています。
私はそれを聞いて、涙が出てきてしまいました。
亡くした父親への主人の思いが、激しく伝わってきたからです。
私の両親は健在なので、私は親を亡くす悲しみを本当の意味では理解できていません。
しかし主人の思いを受け止めて一緒に親孝行をおこなっていけば、いつの日か亡くなってしまった時に、主人ほど後悔せずにすむのではないかと思っています。
とりあえずは今年の父の日のための温泉旅行計画を、積極的に立てていくつもりです。

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